佐々木朗希がヤンキース、メッツと「面談ダブルヘッダー」 NYライバル球団の動向に米メディアも熱視線「獲得競争の激しさを浮き彫りに」
メジャーのストーブリーグで大物選手をめぐり、ライバル関係が再燃か。 今オフ、ヤンキースからFAとなったフアン・ソトが、メッツと大型契約を結び“禁断”の移籍が成立。新たな因縁として注目を集めた両球団だが、今度は日本人右腕獲得に向け火花を散らしたようだ。現地時間12月19日にヤンキース、メッツがそれぞれ、佐々木朗希と交渉を行ったと伝えられている。 【動画】ポテンシャルは超特大!佐々木朗希が見せた奪三振ショーの映像 ソトと並んで、移籍市場の目玉と評される佐々木獲得を見据える両球団の動きは、米国内でも高い関心が寄せられているようだ。スポーツメディア『CLUTCHPOINTS』では、現地時間12月20日に、「日本の怪物投手、ロウキ・ササキを巡る争いが熱を帯びており、ヤンキースとメッツが彼の獲得を目指して激しいフリーエージェント争奪戦を繰り広げている」などと報じた。 さらに、同日に両球団が佐々木と面談の場を設けたことについて、「今オフシーズンにおけるフアン・ソト争奪戦に続く、ニューヨークのクロスタウンライバル同士の珍しい直接対決が展開された」と振り返っている。またトピック内では、同日でのヤンキース、メッツの交渉の第一報を伝えた米識者のジョン・ヘイマン氏の見解として、「この2球団による面談のダブルヘッダーは、ササキ獲得競争の激しさを浮き彫りにしており、カブス、ドジャース、パドレスといった他の有力チームも獲得レースに加わっているようだ」などと綴っている。 他にも同メディアは、ヤンキースの獲得の可能性を論じており、過去に在籍した田中将大の名前を挙げ、「ヤンキースの強みはマサヒロ・タナカをはじめとする日本人選手との豊かな歴史にあり、ササキもタナカに憧れを抱いていることで知られている」と指摘。またその一方では、「しかし、克服すべき課題もある。ササキは日本メディアとの関係でネガティブな経験を持っており、より小規模な市場を好む可能性があるとも報じられている」と説いている。 そして、今後も多くの球団が佐々木へ関心を示し続けると同メディアは強調。「ササキの契約締結の窓口が開くのは1月15日の予定だ。それまでは、野球界で最も注目される若手選手の争奪戦が続くことになる」などと見通している。 米球界でも群を抜く注目度を誇るヤンキースとメッツ。引き続き繰り広げられる、若き右腕をめぐる激戦を勝ち抜くことができるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]