球団初のリーグ連覇から13年。現在も中日でプレーしている選手は?
2010年と11年にセ・リーグ連覇した中日。あれから13年が経ち、黄金時代を支えた谷繁元信、和田一浩、井端弘和、荒木雅博、森野将彦、岩瀬仁紀、吉見一起、浅尾拓也といった選手たちは現役を引退し、井端は侍ジャパンの監督、吉見も侍ジャパンの投手コーチとして支え、黄金期メンバーも中日でコーチを務めた。 あれから13年。高卒でプロ入りし1年目の選手であれば32歳、大卒であれば36歳の年齢にあたる。11年リーグ優勝した時に中日でプレーし、現在も中日で現役を続けている選手はどれくらいいるのだろうかーー。 現在も中日でプレーしている選手は岡田俊哉、大野雄大、大島洋平の3人。岡田は09年ドラフト1位で中日に入団した岡田は11年当時プロ2年目で、同年は一軍登板なし。13年に66試合に登板し7勝5敗15ホールド2セーブ、防御率2.79 でブレイクすると、同年から4年連続30試合に登板。17年にはWBCの日本代表にも選出された。19年に53試合に登板したが、22年を最後に一軍登板なし。23年に大怪我し、24年から育成選手となっている。 大野は10年ドラフト1位で11年当時は新人選手。優勝マジック2で迎えた10月14日の巨人戦でプロ初登板・初先発を果たし4回7失点で敗戦投手に。同年、一軍登板はこの1試合だった。3年目の13年に初めて二桁10勝を挙げると、3年連続二桁勝利をマーク。15年にプレミア12の日本代表に選ばれた。18年は0勝に終わるも、19年に最優秀防御率のタイトルを獲得し復活し、シーズン終了後に行われたプレミア12の日本代表に2大会連続で選ばれた。翌年、2年連続で最優秀防御率に輝くと、21年には東京五輪の日本代表の一員として金メダル獲得に貢献。近年は故障で苦しみ、今季は2勝だった。 野手で唯一、現在も中日でプレーしている大島は当時プロ2年目。96試合に出場して、打率.243、3本塁打、18打点でリーグ優勝に貢献。現在在籍するメンバーの中で唯一、一軍の戦力として11年の優勝を経験した選手でもある。大島は翌12年から本格的にレギュラーポジションを獲得すると、同年に盗塁王、19年と20年に最多安打。12年から昨季まで12年連続100安打以上放ち、23年8月26日のDeNA戦で通算2000安打を達成した。今季は13年ぶりに出場試合が100試合を割り、75試合の出場だった。 黄金時代の中日を知る選手が少なくなった中で、あの時のような強いドラゴンズを来年以降取り戻してほしい。 ▼ 現在も中日でプレーし2011年に中日に所属していた選手 【投手】 岡田俊哉 大野雄大 【外野手】 大島洋平
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