読書週間 被災地に本の移動販売車
北陸朝日放送
11月9日までの読書週間にあわせて、 能登半島地震の被災地珠洲市では本の移動販売車が出店しました。 珠洲市民図書館の玄関先に止まった1台の車。 出版取次大手、トーハンの本の移動販売車です。 地震や豪雨の影響で本の購入や読書の機会が減っている 被災地の子どもたちに本とふれあう場を提供しようとおととい出店しました。 企画したのは珠洲市内で営業を続ける3つの書店です。 創業100年を超える老舗浅田書店の浅田妙子さん。 元日の地震で宝立町鵜飼の自宅が全壊し夫を失いました。 しかし店舗は残ったためみなし仮設住宅のある金沢市と 珠洲市を行き来して営業を続けています。 この日は、図書館の中にも本棚を設け、 子ども向けの本を中心に1500冊を並べました。 企画に協賛したトーハンの担当者は被災地支援のため 今後は輪島市でも移動販売車を出店したいと話していました。