“マイナ論争”何のためのデジタル化?――現場の2大臣「解決にならぬ」と反対…首相「延期せず」表明へ 与党内「世の中を余計不安に」
■資格確認書の期限、最長5年に延長も
小栗委員長 「さらに保険証の代わりに使える『資格確認書』の有効期限を、今回新たに最長1年から同5年に延長すること、また申請がなくても、マイナ保険証を持っていない人全員に交付することが検討されています」 有働キャスター 「この資格確認書があることで自治体の負担が増えるとすると、何のためのデジタル化なのかと思います。ならば(今の)健康保険証を使えるようにする方が簡単ではないでしょうか」 小栗委員長 「まさにその通りです。ただ、今法律に『保険証を廃止する』と記されているので、使えるようにするためには法改正をしなくてはいけません。そうなると国会で野党の追求は避けられず、『そもそもの法律が拙速だったのでは』という批判を招いてしまいます」
■廣瀬さん「信念を持って行動を」
廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「僕も(ラグビーで)キャプテンをやっている時に、周りや選手の評価を気にし過ぎたことがあり、結果的に選手がついてこない、失敗したなと思いました」 「今回のケースでも、意見を聞くのは大事ですが、きちんと『やりたい』という信念を持って行動につなげてほしいなと思いますね」 有働キャスター 「私もデジタル化で生活が便利になるのは否定しませんが、とにかく政権の都合ではなく、国民にとってのメリットは何なのか。4日の会見、首相の言葉で伝わるかどうか。伝えてほしいと思います」 (8月3日『news zero』より)