【競馬】「川田将雅騎手×2歳馬」は複勝率71.4% 中内田充正厩舎の「プラス条件・マイナス条件」
史上最速でJRA400勝を達成!
4月6日の大阪-ハンブルクCをレッドバリエンテが制し、中内田充正調教師はJRA現役最速での400勝を達成した。昨年はリバティアイランドで牝馬三冠を成し遂げ、厩舎としても充実期にある。今週末のGⅡマイラーズCにも、3歳でGⅠマイルCSを制した管理馬のセリフォスが出走予定だ。 【マイラーズカップ2024 推奨馬】総合力はNo.1、京都マイルは連対率100%で相性抜群! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) そこで今回は、中内田厩舎の「買える条件」、「買えない条件」をテーマにデータ検証を行なっていく(参照するデータは2019年4月20日~2024年4月14日)。
川田将雅騎手×2歳重賞がアツい!
<中内田厩舎の「買える条件」(過去5年)> 川田将雅騎手×2歳戦【27-14-14-22】勝率35.1%/連対率53.2%/複勝率71.4% 函館芝【8-3-2-14】勝率29.6%/連対率40.7%/複勝率48.1% 小倉ダート【10-4-0-20】勝率29.4%/連対率41.2%/複勝率41.2% セン馬【18-7-6-40】勝率25.4%/連対率35.2%/複勝率43.7% この章では単勝回収率が100%を超える、中内田厩舎の管理馬を「買える条件」を紹介していく。 中内田厩舎といえばこのジョッキー、そう川田将雅騎手を取り上げる。リバティアイランドで牝馬三冠を達成し、ダノンファンタジーで重賞4勝を挙げている名コンビだ。過去5年、このコンビで挙げた勝ち星は119勝と、36勝で2位の藤岡佑介騎手に大差をつけている。重賞では【19-7-7-29】で勝率30.6%、単勝回収率111%。勝負度の高さがうかがえる。 また2歳戦にも強く【27-14-14-22】で複勝率は71.4%と驚異の安定感を誇る。序盤で触れたリバティアイランドやダノンファンタジーも2歳から活躍しており、川田騎手の騎乗する素質馬にはこれからも要注目だ。この2条件を組み合わせた川田騎手×2歳重賞では【4-1-0-2】で単勝回収率370%、複勝回収率115%と圧倒的な成績。無条件で「買い」だ。 次に競馬場別の成績について。芝では函館と中山が狙い目だ。函館芝の勝率は29.6%とハイアベレージ。1200m【4-0-2-4】単勝回収率103%、1800m【2-1-0-2】単勝回収率374%と、1800m以下で高回収率。また函館芝は藤岡佑介騎手が【6-1-1-9】で単勝回収率162%と信頼度が高い。 中山芝も【7-6-3-25】で勝率17.1%、単勝回収率219%とプラス域だ。こちらは1600mと1800mが狙い目であり、1600m【2-3-2-10】単勝回収率292%、1800m【4-2-1-4】同274%と妙味十分。ただ、意外にも川田騎手が騎乗した際は【0-2-1-6】で、平均2.0人気に対して平均5.2着と成績を落としている。中山では他のジョッキーを狙うと面白いかもしれない。 ダートは圧倒的に小倉の成績が良い。全場の中で唯一、勝率が20%を超えている。小倉での10勝は全て夏競馬のダート1700mでのもので、西村淳也騎手【4-1-0-3】単勝回収率216%、川田騎手【3-0-0-2】同262%とこの2名は信頼度が高い。今年の夏競馬で覚えておきたいデータだ。 また、興味深いことに中内田厩舎はセン馬の成績が良い。過去5年で18勝を挙げており、現役では堀宣行厩舎につぐ勝利数だ。勝率も25.4%と、他の上位厩舎と比べて高く、単勝回収率も153%とプラス域だ。セン馬を扱う腕は中央でトップクラスと言ってもいいだろう。障害競走で活躍中のロックユーや先日OP入りを果たしたグランディアなど現役の活躍馬も複数おり、今後も中内田厩舎のセン馬には要注目だ。