【林陵平氏の最速レビュー】「イラクが5枚にした時点で勝負アリだった」| AFCアジアカップカタール2023
【サッカー日本代表・ニュース】サッカー日本代表は19日、『AFCアジアカップカタール2023』のグループステージ2戦目でイラク代表と対戦し、1-2のスコアで敗れた。 【動画】遠藤航が後半ATにゴール! 苦しい展開から1点差に詰め寄る追撃弾|AFCアジアカップ イラク×日本 初戦でベトナム代表を下した日本代表だが、この日は前半から守備のずれなどで2失点。後半は立て直し、攻撃の流れを作り出すことはできたものの、追いつくことはできず敗北した。 『DAZN』では試合後にYouTubeで『最速レビュー』を配信、解説を務めた林陵平氏と実況の桑原学氏が、この一戦を振り返った。 林氏は攻撃面について「前進の仕方が曖昧だった。出しどころがなかった」と指摘。ビルドアップでの選手間のポジショニング、距離感に課題があることを指摘した。 また、守備面ではプレスのタイミングの曖昧さを課題に挙げた。「プレスをどこでするのか、ハイプレスかミドルプレスか。全体的に守備の仕方がはっきりしていなかった」と振り返った。「結果論ではないが、配置、人選の部分が噛み合わなかった」 一方、後半攻撃が好転したことについて「自分たちのポジションを守り、幅をとれるようになって、スペースが空くようになった」と分析した。ただ、その後日本が流れを掴み損ねたことに関しては「イラクが5枚にした時点で勝負アリだった。向こうの監督が上手だった」と振り返った。「5-4-1の(スペースのない)相手に対して、なぜ(スペースがある方が生きる)前田大然を使ったのか」と疑問を呈した。 次戦、インドネシア戦はグループリーグ突破を懸けた重要な試合となる。林氏は「インドネシアは決して弱い相手じゃない」と警戒する。「どのように戦うか。5-4-1のブロックを組みながら戦ってくると思う。そのブロックをどう崩すか。前線の選手も早い。先制点はすごく重要になる」と話した。 果たして日本は、インドネシアを打ち破り決勝トーナメントへ駒を進めることができるか。注目の一戦は24日20時半キックオフの予定だ。