報徳学園ラグビー部が「友情応援」 準V花園のお礼 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第11日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、第2試合で報徳学園(兵庫)は大阪桐蔭と対戦した。報徳学園の三塁側アルプススタンドには今年1月の全国高校ラグビー大会で準優勝したラグビー部が緑のユニホーム姿で駆けつけ、元気よく野球部を応援した。 【終盤の逆転劇…報徳学園vs大阪桐蔭を写真で】 ラグビー部は、埼玉県熊谷市で開催された全国高校選抜ラグビー大会に出場し、28日の準々決勝で敗退。翌29日に兵庫県に帰り、30日は練習がオフだった。今回は、1月の花園決勝に野球部が応援に駆けつけてくれたこともあり、そのお礼もあって応援に訪れた。 ラグビー部主将の菊川迪選手は、野球部が2試合続けて劇的なサヨナラ勝ちをしたことを踏まえて、「秋よりも強くなっている。勝負強い。(昨秋の近畿大会決勝で敗れた大阪桐蔭に)しっかりリベンジしてほしい」と笑顔を見せた。 4番・石野蓮授選手(3年)と仲がいい、FBの太田啓嵩選手(3年)は試合前に石野選手に直接「頑張れよ」と声をかけたという。太田選手は「ぜひホームランを」と期待していた。【大東祐紀】