高畑充希、主演ミュージカル『ウェイトレス』製作発表会見に出席 結婚後初の公の場
俳優の高畑充希が12月15日、都内で行われた主演ミュージカル『ウェイトレス』の製作発表会見に出席した。先月19日に、俳優の岡田将生との結婚を発表して以来、初めての公の場。司会者から祝福の言葉を受け、「結婚して、また新たな気持ちで(再演での)同じ役に臨むべきなので、また違う感覚も得られるのかなと思います」と抱負を語っていた。 【全ての写真】ミュージカル『ウェイトレス』製作発表会見より、高畑充希のソロカットほか(全20枚) 2007年公開の米映画『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』をベースに製作されたブロードウェイミュージカル。夫からのモラハラにもめげない“前向き”な主人公ジェナが、妊娠・出産・離婚・自立・養育など女性の人生の岐路に立つ姿をキュートな世界観で描いたミュージカルコメディだ。 2021年の日本初演に引き続き、主人公のジェナを演じる高畑は、「コロナ禍で作り上げた日本版をすごく楽しんでいただき、またこうやって皆さんにお届けできてうれしいです。声を出せる状況なので、楽しんでいただければ」と期待を寄せる。魅力は「言葉では説明しきれない」といい、「いろんなことに巻き込まれる、特別じゃない人が生み出す特別な物語。辛いこと、悲しいことや悩みを混ぜ込んで、おいしいパイにしていく」とアピールしていた。 会見には高畑をはじめ、共演する森崎ウィン、ソニン、LiLiCoが出席。森崎とソニンが新キャストとして再演から参加。LiLiCoは初演からの続投となる。 森崎は望まない妊娠をしたジェナに手を差し伸べるポマター医師を演じ、「初演を拝見し、持ち帰るものがたくさんあった作品でしたし、宮野真守さんが演じた役を、自分が引き継げる喜びは計り知れない」と感無量の面持ち。隣に座る高畑と顔を見合わせながら、「充希ちゃん、ご結婚されたということで。でも、僕らはダブル不倫する役を演じるので、ちょっと面白くなりそうだなって思います」と笑顔で語った。 ジェナを温かい目で見守るウェイトレス仲間のドーン役を務めるソニンは「ブロードウェイで見て、これは絶対に日本でやってほしいと思っていた。今回、お話をいただき、あの世界に入り込めるんだという喜びでいっぱいです」と声を弾ませ、「私たちの生活にすごく近い人たちがたくさん出てくる」と、共感できるストーリーの魅力を語った。 そして、LiLiCoは同じくウェイトレス仲間で、姉御肌としてジェナに時に厳しくアドバイスを与えるベッキー役を続投。『ウェイトレス』初演がミュージカルデビューだったが、「始まる数ヶ月前に、膝の皿を割る大怪我をしてしまって、初演は釘とワイヤーが入った状態でした」と苦笑い。「今回はちゃんと(釘とワイヤーは)抜いています」と全快をアピールし、「新しいキャストの皆さんとも、どんな空気を作っていけるか楽しみです」と意気込んだ。 劇中にはパイ生地をこねながら、歌唱するシーンもあり、高畑は「こねる作業から歌うリズムが生まれるので、意外とすごく助けられるんですよ。しんどかったのは、小麦が喉に入ってしまうこと(笑)。空調の関係で、自分の方に(小麦が)戻ってきて歌えなくなることもあるので、今回も攻略していきたい」。初参加のソニンは、「攻略法、ぜひ教えて下さい」と興味津々の様子だった。 取材・文:内田涼 撮影:荒川潤 <公演情報> ミュージカル『ウェイトレス』 脚本:ジェシー・ネルソン 音楽・歌詞:サラ・バレリス 原作映画製作:エイドリアン・シェリー オリジナルブロードウェイ振付:ロリン・ラッターロ オリジナルブロードウェイ演出:ダイアン・パウルス 【出演】 高畑充希 森崎ウィン ソニン LiLiCo 水田航生 おばたのお兄さん/西村ヒロチョ 田中要次 山西惇 【東京公演】 2025年4月9日(水)~4月30日(水) 会場:日生劇場 【愛知公演】 2025年5月5日(月・祝)~5月8日(木) 会場:Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール 【大阪公演】 2025年5月15日(木)~5月18日(日) 会場:梅田芸術劇場メインホール 【福岡公演】 2025年5月22日(木)~5月29日(木) 会場:博多座