池ポチャと思いきや…渋野日向子「めちゃくちゃラッキーでした」しぶといゴルフで2打差3位に浮上【全米女子プロ】
◇21日 女子ゴルフメジャー第3戦 KPMG全米女子プロ第2日(米ワシントン州、サハリーCC) 渋野日向子(25)=サントリー=が4バーディー、2ボギー、連日の70で回り、通算4アンダーで3位に上がった。首位までは2打差。パリ五輪日本代表の最後の1枠を争う山下美夢有(22)=加賀電子=も70で通算3アンダーの6位に上がったが、古江彩佳(24)=富士通=は、通算1オーバーの23位に後退。畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=は予選落ちし、代表争いから脱落した。通算6アンダーのトップに、エイミー・ヤン(韓国)ら2人が並んだ。 開始の10番から3連続バーディーで、首位をうかがった渋野。だが、本当の見せ場は、パーを拾った後半の2番パー5だった。フェアウエーからの第3打をダフってしまい、ボールは傾斜で転がって、グリーン手前の池へ。1番をバーディーにして追い上げ態勢が整いつつあっただけに、嫌な雰囲気も漂った。 だが、行ってみるとボールは池のふちの石と石の間、砂地の上に止まっていた。「ボールは浮いている感じだった。めちゃくちゃラッキーでした」。残りは10ヤードほど。58度のウエッジを開き、「(イメージを)沸かすに沸かして」打った4打目は、ピンそば1メートルに。「もう、完璧と言っていくらい。ショット・オブ・ザ・デーです」と自画自賛するリカバリーで、スコアを守った。 ショットの精度は前日ほどではなく、グリーンを6度外したが、ほかにも長いパットを決めたり、寄せでしのいだり。「ホントに、しぶとく取れました」と、しぶこは笑った。2019年AIG全英女子オープン制覇をはじめ、今年も3週前の全米女子オープンで2位に入るなど、メジャーになると存在感を発揮している。(写真はAP)
中日スポーツ