【別府競輪・GⅢナイター】當銘直美 転機のバンクで師匠と躍動だ
<10日・別府競輪・前検日> 師弟コンビが別府で躍動する。新田康仁と當銘直美は、現在の支部や練習地こそ異なるが師弟関係。アマチュア時代の當銘を、師匠として指導したのが新田だった。 「今の直美の成績はビックリだよ」と目を丸くするのは師匠の新田。それもそのはず。「(清水)彩那、(當銘)沙恵美とガールズは3人見てきたが、一番厳しそうだったのが直美」とのこと。 當銘本人も「底辺の底辺でしたよ」と苦い表情でアマ時代を振り返った。「周りの人や環境に恵まれました。落ち込んでいた時も、みんな私を〝よいしょ〟してくれて、やる気にしてくれるんです」とGⅠ級にまで成長した要因を語った。 今開催は恩師と同あっせんで気合は十分だ。「新田さんもいるし、別府は転機の地。5月に走って7着になった時に、『自分の戦法で走ろう』と考えを変えるきっかけになった。それで宮杯やサマーナイトで決勝に進出できたと思う」。新田は初日特選組で、當銘は競走得点2位と両者ともV候補。師弟アベックVに期待だ。