吉岡里帆の主演ドラマが爆死寸前か? 視聴率低迷の原因を探る
主役が地味な分、脇役で盛り上げていくべきなのだが……
吉岡一人の責任ではなく、むしろ共演者の配役に人気低迷の原因があるのでは、と指摘するのは地上波放送局の50代男性プロデューサーだ。 「たとえば前クール『おっさんずラブ』で同性にモテモテの“はるたん”を演じて話題を呼んだ田中圭。視聴者は、田中なら何かやってくれるのではないかと期待していると思うんですが、今作ではクールな上司役。はっきり言って面白くない。同期役の川栄李奈も、もっと活かしようがあると思うし、いまのところ遠藤憲一がひとり気を吐いている印象です。主人公が区役所のケースワーカーと地味な分、脇役で盛り上げていかないと、吉岡もしんどいのでは」 いろいろな見方があろうが、とりあえずは第6話からの巻き返しに期待したい。 最後に余談だが、吉岡を見ていると、筆者はアン・ハサウェイが思い浮かぶ。一時は心無いバッシングにさらされた時期もあったが、それを実力で乗り越えてきた。映画「プラダを着た悪魔」ではメリル・ストリープ演じるファッション誌のカリスマ編集長を相手に、最初は冴えない新人アシスタントが次第に垢抜けてきらびやかに輝いていく様が描かれた。アン・ハサウェイを見る人がたいてい感じる第一印象は、明るくて笑顔が素敵な女性という。吉岡にも似たことが言えるように思う。もしあのような役柄が吉岡に与えられれば、本領発揮が期待できるのでは? (取材・文:志和浩司)