「引退しにきたわけではない」3年ぶりに浦和復帰の宇賀神友弥が“心残り”のリーグ制覇へ決意
「まさかこういう形で帰ってくるとは」
1月14日、浦和が来る2024年シーズンに向けて新体制会見を行なった。 今季はノルウェー人のペア・マティアス・ヘグモ監督が新たに就任し、新助っ人としては清水からFWチアゴ・サンタナ、ローマから左利きのウインガーであるオラ・ソルバッケン、スウェーデン代表MFのサミュエル・グスタフソンを加えている。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! さらに名古屋からは前田直輝、FC東京からは渡邊凌磨らを獲得し、ベルギーでプレーしていた松尾佑介もレンタルバック。後方では石原広教、井上黎生人、佐藤瑶大らも補強している。 そのなかで注目を浴びるのが、J3の岐阜から3年ぶりの復帰を果たした35歳の宇賀神友弥である。 「まさかこういう形で帰ってくるとは思っていませんでした。浦和レッズを退団した時に心残りだったのは、Jリーグ優勝だったので、素晴らしいメンバーで叶えたいと、強い想いを持って戻ってきました。 この年齢での復帰にいろいろな意見があると思いますが、ハッキリ引退しにきたわけではないので、ポジションをしっかり掴んで優勝するために来ました。埼玉スタジアムのピッチに立つ時に、本当のただいまを言いたいと思います」 一度、外に出たことで、改めて浦和を背負う責任を考えるキッカケにもなったと話す。 ちなみに背番号はかつては長く3番を背負ってきたが、今回は35番。盟友の槙野智章の想いも込めているという。 浦和を良く知る男の躍動を、多くの人が待ち臨んでいるだろう。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)