鹿児島県

　自民党鹿児島県連は6日、執行部役員・選挙対策常任委員合同会議を開き、衆院選の公認候補について1区と3区、4区は現職を党本部に上申することを決めた。2区は保岡宏武氏（比例九州）と無所属の三反園訓氏について絞り込めず、森山裕会長と野村哲郎・選挙対策委員長に対応を一任した。 【写真】設置が始まった衆院選のポスター掲示板

　県選出の同党国会議員や県議らが出席して非公開で行われ、終了後、県連の野村選対委員長と吉留厚宏幹事長が記者会見した。

　吉留幹事長によると、三反園氏側から4日、党の推薦・公認を求める連絡があった。会議では2区支部長の保岡氏を推す声が上がる一方、三反園氏を推す意見も出たという。県連で1人に絞り込むことへの反発もあり、森山会長と野村選対委員長に一任した。

　三反園氏は現在、衆院会派「自民党・無所属の会」に所属していることなどから、吉留幹事長は「むげに門前払いできない」としつつ、三反園氏が党員ではないため、野村選対委員長は「（公認に）なりたければもう少し早く準備すべき」と述べた。

　1区は宮路拓馬氏、3区は小里泰弘氏（比例九州）、4区は森山裕氏を上申する。