地域一体で音楽の楽しさ伝える「男鹿市民吹奏楽団」 部活動の地域移行で中学生の練習の充実へ【秋田発】
地域一体で音楽の楽しさを次世代へ
1982年に楽団を立ち上げた音楽監督の仙北屋昭弘さんは、地域の音楽活動を取り巻く状況に危機感を抱いている。 男鹿市民吹奏楽団音楽監督・仙北屋昭弘さん: 今、人数が少なくなってきていて、単独の学校でコンクールに出るのも難しい状態になってきている。どうやって練習していいかわからない状態が続いているのではないかと思う。 部活動の地域移行を通じて、良い効果をもたらしたいと考えている仙北屋さんは「こうして一緒にやることで、生徒たちが吹奏楽の楽しみを感じることができるのではないかと思う。今回は合奏からスタートしたが、最初の基本的な音の出し方などからじっくりと関わり合えたらいいなと思っている」と話す。 男鹿市民吹奏楽団の定期演奏会は、12月8日午後2時から男鹿市民文化会館で開かれる。西村侯一郎団長は「音楽は楽しくやるものだと思うので、みんなで楽しい演奏会をつくっていきたい」と意気込む。 地域の演奏者たちが一体となって音楽の楽しさを次の世代へ伝えていく。 (秋田テレビ)
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