独中部 クリスマスマーケットに車突入 2人死亡 サウジアラビア出身の男を逮捕
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ドイツ中部のマクデブルクで20日夜、クリスマスマーケットの群衆に車が突っ込み、子どもを含む、少なくとも2人が死亡し、60人以上が負傷しています。サウジアラビア出身の医師の男が逮捕されました。 複数のドイツメディアによりますと、ドイツ中部のマクデブルクで20日午後7時すぎ、クリスマーケットの群衆に車が突っ込み、子どもを含む、少なくとも2人が死亡しました。 60人以上がけがをしていて、重傷者が多く、犠牲者はさらに増える恐れがあります。 事件直後、サウジアラビア出身の50歳の男が現場で逮捕されました。 男は2006年からドイツで暮らし永住権を持っていて、現場からおよそ40キロほど離れたベルンブルクで医師として働いていたということです。 ドイツ当局はこの男について、イスラム過激主義者としては把握していませんでした。 男が運転していた車はレンタカーで、市庁舎に向かって走って群衆に突っ込んだあと、少なくとも400メートル進み、現場は騒然となって人々が逃げ出したということです。 主催者は、市民に対して、市内中心部に近付かないように呼び掛けています。 事件が起きたマクデブルクは、ベルリンの西側およそ150キロメートルに位置するザクセン=アンハルト州の州都で、人口はおよそ24万人です。 ドイツでは2016年12月に、イスラム国に忠誠を誓ったチュニジア国籍の男がベルリンのクリスマスマーケットにトラックで突入し、射殺された犯人の男を含む12人が死亡しました。
テレビ朝日