株式強気派に支援材料、米企業の自社株買い発表額が記録的規模に
（ブルームバーグ）： ３日の大幅株安の後、安心材料を探している株式強気派を、米企業の自社株買いが支えるかもしれない。
株式市場分析を手掛けるビリニー・アソシエーツのデータによれば、米企業は先月、新たに1070億ドル（約15兆4400億円）相当の自社株買い計画を発表した。８月としては、2021年に記録したこれまでの最高額を17％上回った。
株式相場は８月５日に急落したが、ゴールドマン・サックス・グループのデータによると、米企業はその数日後に自社株買いを活発化させた。
ビリニー・アソシエーツのジェフ・ルービン社長は「企業は向こう数カ月の自社の見通しに違和感を持たなくなってきており、多額の現金も創出している」と述べた。
自社株買いは時価総額の大きいテクノロジー企業や通信サービス会社以外にも広がっている。
ルービン社長は「総じて企業の利益とキャッシュフローが健全であることを示している」と語った。
原題：Would-Be Corporate Dip Buyers Armed With Fresh $107 Billion（抜粋）
--取材協力：Bre Bradham.
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Natalia Kniazhevich
