15日のドジャース対ロイヤルズ　マウンド上で何度も背伸びをするドジャース山本（撮影・横山健太）

＜ドジャース－ロイヤルズ＞◇16日（日本時間17日）◇ドジャースタジアム 　ドジャースは、山本由伸投手（25）が15日間の負傷者リスト（IL）に入ったことを発表した。山本は前日の登板で右上腕三頭筋の張りを訴え、2回わずか28球で交代となった。 　ロバーツ監督によると、山本は精密検査を16日に行う予定。「シーズンで大事な時期がまだ来ていないのは良かった。彼がいい状態であることはとても大事。一度、リセットするのもスマートなことだ」と話した。程度は深刻なものかどうかは、「そうは思わない」と話した。 　前回登板のヤンキース戦ではスライダーを13球、使った。メジャーでは最多の配球割合。この影響については「フェアな質問だが、私はそれが張りの理由だと考えることはできない」と見解を示した。 　登板当日の状態に関して、山本と同監督の認識で食い違いもあった。互いの理解を深める課題については「2つの側面があって、我々サイドもそうだが、どうやって選手たちを管理していくか、選手からのコミュニケーションが必要なこともある。それを学んでいくプロセス。引き続き、信頼を築いて、張りがあるのか、快調な状態なのか、理解をしていかなければならない。それぞれの選手で感覚は違うし、一方的なものではない。全体的なプロセスだ」と話した。