新元号は「令和」 菅官房長官が発表(全文)万葉集から引用
菅義偉官房長官は1日午前、記者会見を行い、平成に代わる新しい元号は「令和」だと発表した。 【動画】新元号は「令和」 菅官房長官が発表(2019年4月1日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「新元号は「令和」 菅官房長官が発表(2019年4月1日)」に対応しております。 ◇ ◇
菅官房長官による新元号発表
菅:先ほど閣議で元号を改める政令、および元号の呼び方に関する内閣告示が閣議決定されました。新しい元号は、令和であります。 この新元号については本日、元号に関する懇談会と衆議院および参議院の議長および副議長のご意見を伺い、全閣僚において協議の上、閣議において決定したものであります。新元号の典拠について申し上げます。令和は『万葉集』の梅の花の歌三十二首の序文にある、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす、から引用したものであります。この新元号に込められた意義や、国民の皆さんへのメッセージについては、この後、安倍総理の会見があります。 司会:それでは内閣記者会幹事社から代表で2問まで質問をお受けします。 菅:どうぞ。
「令和」が選ばれた理由は?
産経新聞:幹事社が代表して2問お伺いいたします。まず産経新聞の【ナカムラ 00:14:44】から質問させていただきます。新しい元号は令和とのことですが、選定に当たってはどういった点を最も重視されましたでしょうか。また考案者はどなたでしょうか。出典は『万葉集』とのことですが、これまで日本の古典に由来する元号はなく、国文学や東洋史学などの専門家に考案を委託された中で、どのような理由で選ばれたのでしょうか。具体的にご説明ください。 菅:新元号が制定をされた理由については、この後、総理ご自身から、新元号に込められた意義や国民へのメッセージについて直接お伝えをすることになっております。また新元号の考案者については、考案者ご自身が氏名の秘匿を希望されてることに加え、考案者を明らかにすれば新元号と特定の個人との結び付きが強調されることになりかねないため、お答えは差し控えたいと思います。いずれにしても今般決定された新元号が広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくよう努めてまいりたいと思います。どうぞ。