突然、勝手口開き「トイレ貸して」 不審者訪問、広島県内で10件以上 「両替して」「1人か」の問いかけ、強盗の下見だったのかも
勝手口の鍵は必ず閉めるように
女性はその後、町内会長を通じて警察に通報した。首都圏で相次ぐ強盗事件についてはニュースで知っていたが、当日は結び付けて考えることはできなかったという。両替は、現金がある場所を探るためだったのではないか、と今は思う。 「玄関なら追い返したり、断ったりできたが、勝手口は盲点だった。鍵を閉めていなかったことや問いかけにうなずいたことを反省している」。現在、自宅には防犯カメラを設置し、警備会社とも契約した。洗濯やごみ出しのために開けていた勝手口の鍵は必ず閉めるようになった。 「下見や強盗はいつどこで起きるか分からない。人が入ったら急変する可能性もある。とにかく中に入れないことが大切だと思った」と話す。
中国新聞社