【NFL】タイタンズHCキャラハンがQB1はレビスだと断言、「議論の余地はない」
ドルフィンズ戦での短い出場時間で、レビスはパス4回中3回を成功させて25ヤード、インターセプト1回を記録。ドルフィンズ戦は1クオーターにも満たない出場時間だったにもかかわらず、レビスは今季の4試合すべてで少なくとも1回のギブアウェイを喫している。
インターセプト6回、ファンブルロスト3回を喫しているレビスのターンオーバー数(9回)は、インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソンやフィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツと並び、NFLで最多となっている。
驚異的な腕力と能力に恵まれたレビスは、高いポテンシャルを持っているが、致命的なターンオーバーが多く、タイタンズに深刻な影響を与えている。ルドルフは3クオーター以上でプレーして85ヤードの獲得にとどまったものの、ターンオーバーは喫していないため、レビスよりも安定したパフォーマンスを発揮できるという見方もできるだろう。
タイタンズは勝利したドルフィンズ戦でランプレーを活性化させ、シーズンハイとなる142ランヤードを獲得。キャラハンHCは、現状ではタイタンズのオフェンシブラインはパスブロッキングよりもランブロッキングに適しているとも指摘している。レビスが15回ものサック(NFLで3番目に多い)を喫していることを踏まえると、それは驚きではない。ランプレーが強化されれば、レビスへのプレッシャーが軽減され、タイタンズのオフェンス全体が改善される可能性もある。
詳細は明らかになっていないものの、レビスの肩のケガはそれほど深刻ではないようだ。
一方、キャラハンHCはレビスがフランチャイズQBになれるかどうかを真剣に見極めようとしている。そのため、良いときも悪いときも含めて、キャリア2年目のシグナルコーラーを積極的に起用してきたのだ。
「成長は必要だ。若手選手が犯すようなミスも見られるし、今、リーグでは全体的に同じようなことが起きている。ウィルについては、できる限りすべてを見極めていくつもりだ」と語ったキャラハンHCはこう続けている。
「彼は成長し続け、より良くなって、より良いプレーを見せるようになるだろう。チームのためにもっと良いプレーをする必要があるし、最終的にはそうなると信じている。それが、この件に関する私の考えだ。議論の余地はないし、後からあれこれ言うこともない。それが現実だ。つまり、これ以上明確に言うことはできないと思う」