日本ハムの“ピノ”がオリの“負けない男”を一人でやっつけた わずか2安打で競り勝ち2位浮上
◆パ・リーグ オリックス0―1日本ハム(12日・京セラドーム大阪) 瞬く間にダイヤモンドを一周した。0―0の6回1死。日本ハム・五十幡はチーム初安打を中前に運ぶと、すかさず二盗。送球がそれる間に三塁も陥れ、郡司の詰まった三ゴロでギャンブルスタートを切って決勝点を奪った。デビューから8連勝中だった東に初めて土をつけ「足でかき回したかった。持ち味を生かせた」と自慢の一芸にうなずいた。 “負けない男”との一戦。新庄監督は「なかなか点は取れない」と代走の切り札だった五十幡を6戦ぶりに先発で送り出した。50メートル走5秒6で、就任1年目から「まじ、ピノ」と人気ゲーム「ファミスタ」の快足キャラクター「ピノ」に例えてきた25歳が躍動。わずか2安打で勝利した。 今季初安打&初盗塁が3カード連続の初戦白星に直結。無安打で1点を奪う野球を掲げた指揮官も「足はホント魅力」とほれぼれ。「サニブラウンに勝った男」がチームを4位から2位に浮上させた。(堀内 啓太)
報知新聞社