高橋健介オトナ化計画【第1回】週テレ連載がリニューアルスタート 資格取得への意気込みを語る
「週刊ザテレビジョン」で掲載していた俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」が、「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタート。誌面での連載ではオトナを目指してさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定の取得を目指す。第1回となる今回は、近況をふまえながら連載リニューアルへの意気込みと興味のある資格について聞いた。 【写真】アンニュイな雰囲気でこちらを見つめる高橋健介 ■「スーパータレントタイム」を過ごして感じたこと ──「週刊ザテレビジョン」での連載終了後からの約1年半の間に、ご自身で成長や変化したなと思うことは何かありますか? 不安がなくなったかも。別にもともと不安だらけだったかというとそんなことはないですけど、やっぱり28歳くらいのときは「30代をどう生きていこうか」みたいな悩みがありました。でも今は、仕事でもプライベートでも、だいたいのことはなんとかなるだろうと思えるようになったし、実際に現状で言うと仕事も失速しているということはないので、このまま一つひとつ目の前のことをしっかりやっていければと思っています。 ──舞台やドラマ、映画に限らずバラエティーなど、さまざまな場での活躍が一段と目立つようになってきた期間もありますよね。 そうですね。いろいろなことをやらせていただいています。2024年の8月はお芝居のお仕事は一つもなく、いろいろなことをやっていたので、自分で「スーパータレントタイム」って呼んでいました(笑)。 ──格好いいネーミングですね。その“スーパータレントタイム”は楽しかったですか? 楽しかった。すごく楽しかったけど…例えば実家住みの話など、同じエピソードをいろいろなところで話すことも多かったので、全部を追いかけてくれているファンの方でも飽きないように考えなきゃいけないな、ということも思いました。でも芸人さんと一緒にお仕事をすることが多かったので、最終的に「全部まかせよう」という気持ちで挑みました。そうやって、いろいろなお仕事の経験が増えて、自分の中でも「こんな感じで大丈夫」と考えられるようになってきました。 ■連載を通して資格取得を目指す ──お仕事において、着実に“オトナ化計画”を実行している高橋さんですが、この連載では資格取得を目指したいんだとか。 はい。仕事が空くと、すぐ資格を取る時間に当てちゃうんです。去年は乗馬ライセンスを取って、2024年はバイクの免許を取りました。だからこの連載が資格取得を目指して勉強するきっかけになればいいなと思っています。 ──今、興味を持っている資格はどのようなものですか? まずは船舶免許。この間、お仕事で初めて釣りをしましたが、それがすごく楽しくて。また釣りをするなら、川釣りもいいけど、やっぱり船で海の奥までいったほうが面白いだろうなと思って船舶免許に興味が湧きました。あと、話を聞いているうちに野菜ソムリエも気になってきました。乗馬もバイクも、実技の多い資格だったので、次は勉強するものがいいなという願望もあって。 ──何かを学びたいという気持ちに? そうなんだと思います。政治や経済など今までぼーっと見ていたものも、勉強すると見方が変わるじゃないですか。それが面白いなと思うようになってきて。仕事に活かせる資格がいいという気持ちもあるのですが、この仕事は結局どんなものも仕事につながるので、それも楽しいです。 ──例えば、けん玉を極めれば「NHK紅白歌合戦」の三山ひろしさんの歌唱時のけん玉ギネス企画に出演することもできるかもしれないですしね。 あ、それいいですね! あのギネス企画で、芸能人枠じゃなくて84番目くらいにしれっと混ざっているのとか面白そう(笑)。けん玉検定も候補に入れよう! ──船舶免許を取ったら何をしたいですか? 釣り!自分で運転して釣りに行きたい。 ──釣りには以前から興味はあったんですか? それとも番組で触れてから? 完全に仕事をしてからですね。僕、基本的に与えられたものがすぐ楽しくなっちゃうタイプなので。番組では師匠のような方と一緒に釣りをしましたが、その方と同じことをしても釣れないんですよ。餌とルアーで釣れるものが違ったり、狙ったものとは違うものばかり釣れたりして、狙ったものを釣るのはすごく難しかった。1時間くらいずっと垂らして引いてを繰り返して。だけどその分、釣れたときは感動しました。それが楽しかったですね。 ──その後、プライベートで釣りには行きましたか? いや、まだ行けていませんが、加藤大悟の趣味が釣りらしいので、大悟と行けたらいいなと思っています。あと、夏にはゴルフも教えてもらいました。でも釣りもゴルフも朝が早いので、午後や夜にできる趣味も欲しいなと思っています。 ■ホームである「ワートリ」への期待 ──プライベートもアクティブな高橋さんですが、10月25日からは出演舞台『ワールドトリガー the Stage』ガロプラ迎撃編が控えます。『ワールドトリガー the Stage』には初演から出演されていますが、高橋さんにとって『ワールドトリガー the Stage』はどのような場所ですか? なんか、すごく好きなんですよね。ミュージカル『刀剣乱舞』は生活の一部になっちゃって、好きとか嫌いの感覚があまりありませんが、「ワートリ」はミュージカル『刀剣乱舞』以外でがっつりシリーズものに出させてもらっている作品で、「楽しい」「好き」っていう気持ちがずっとあります。演じている迅悠一という役も好きだし。ただ、馴れ合ってクオリティーが下がっていくのはもちろん嫌。今はガロプラ迎撃編のダンスレッスンをしているところなのですが、新たな迅悠一を見せられるように頑張っています。 ──今作で楽しみなことは何ですか? 第3弾の『ワールドトリガー the Stage』B級ランク戦開始編には、映像でしか出演していなくて。第3弾から出演しているメンバーもいるので、僕の知らない空気感ができていると思います。だから今回は、ホームでありながらもいい緊張感で入れる。それが楽しみですね。そういう意味でも今作はまた一味違った、さらにステップアップした『ワールドトリガー the Stage』になると思います。 ──“スーパータレントタイム”で高橋さんを知った方には、お芝居をしている高橋さんはまた新鮮に映るかもしれないですね。 そうですね。この間、「公開ケイコ!~演出:松崎史也編~」という企画に参加しました。その企画は、10分くらいの作品の台本があって、実際にお客さんの前で読み合わせから立ち稽古まで見せて、最後に本番をやるというもので。最初は僕たちもどこか「見せ物にしよう」という感覚があったんですけど、いざ始まるといつもの空気感で、本気で演出家や役者同士でセッションをしていて。そういう真面目にお芝居を考える僕の姿にギャップを感じている人は結構いたみたいです。バラエティーなどタレントとしての僕しか知らない人も多かったようなので(笑)。 ──この連載でも、お芝居に真面目に取り組む様子から、プライベートでの様子までいろいろな高橋さんを見せてください。 はい。以前の「週刊ザテレビジョン」のとき同様に、いい写真といいインタビューで、自分の成長をしっかり見せられたらと思っています。それと、1年間やっていたレギュラーラジオが終わって、近況をリアルタイムで話す場所がなくなっていたので、ラジオ感覚で近況もいろいろと話していこうと思っています。皆さん、引き続き楽しんでください! ◆取材・文=小林千絵