リドリー・スコット監督の次作、再主演予定だったポール・メスカルからジェイコブ・エロルディに変更か
リドリー・スコット監督がメガホンを取るスリラー映画『The Dog Stars(原題)』の主演が、ポール・メスカルからジェイコブ・エロルディ(「ユーフォリア/EUPHORIA」『Saltburn』『プリシラ』)に代わるという。「Variety」誌などが報じた。 【写真】ジェイコブ・エロルディ リドリー・スコット監督は昨年公開の『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で主演のポール・メスカルとタッグを組み、同作は大ヒットを記録した。今作でも彼の起用を考えていたようだが、先月、「彼を手放すことになるかも」と発言。その理由として、ポール・メスカルがポール・マッカートニーを演じるという「ザ・ビートルズ」の伝記映画(サム・メンデス監督作)と今作の撮影時期が重なることを挙げていた。 『The Dog Stars』は2012年に出版されたピーター・ヘラーの同名小説(邦題は「いつかぼくが帰る場所」)を原作とする映画。舞台はパンデミックによってアメリカ社会が崩壊した近未来で、ジェイコブ・エロルディは主人公でパイロットのヒッグを演じることになるようだ。 ジェイコブ・エロルディもポール・メスカルと同じく旬な俳優の一人で、最近ギレルモ・デル・トロ監督の『Frankenstein(原題)』の撮影を終えたばかり。同作ではフランケンシュタインを演じている。また、「ユーフォリア/EUPHORIA」シーズン3の撮影を控え、『Saltburn』で組んだエメラルド・フェネル監督が手掛ける新『嵐が丘』でヒースクリフを演じることも決まっている。
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