【大人のニューバランス】「996」35周年モデル、コム デ ギャルソンコラボ「1906」… この冬狙うべき新作スニーカー3選【エディター厳選】
大人が履きたいスニーカーといえば、やはりニューバランス。1906のコラボモデルや996のアニバーサリーモデルなど、注目の新作が次々と登場している。その中から、東京スニーカー氏こと小澤匡行氏が大人に似合う3型をピックアップ。 【写真】ニューバランス2023年総まとめ|コム デ ギャルソン、ジョウンド…コラボスニーカー24選をチェック!
COMME des GARÇONS HOMME×New Balance|1906R
「ニューバランスの1906Rのハイテクモデルは若い世代よりも、意外とUOMO世代が履いているようです。クラシックなニューバランスを履き続けてきた世代だからこそ、このメッシュやTPUパーツの感じが新鮮に見えるんでしょう。こういうものをフューチャリスティックに履きこなせばいいなと思っていたら、コム デ ギャルソン・オムから白×黒配色が出ると聞いて。トリプルブラックもありますが、ここは逆張りで行くつもり。普遍的な白と黒の2色ですが、使い方が独特なんです。この2色だけでギャルソンらしさを表現できる面白さというは、ほかのスニーカーメーカーとのコラボレーションでも感じています」(小澤)
New Balance|CM996 BK2
「996が35周年を迎え、記念イベントで登壇する機会もいただき、履いたり眺めたりする機会が増えています。進化目覚ましいニューバランスの中にあって、996はトレンドのフォルムではありませんが、アナログのいい部分がしっかり残っていて、なぜか古くさく見えない。中でも黒の996は僕の中では革靴に近い感覚。スニーカーに飽きてくると不意に履きたくなります。ほかのブランドの場合はハイテクとローテクなスニーカーでコーディネートが自然と変わります。NBはそんなこともなく、足元だけスイッチできるのもいいところです」(小澤)
New Balance|1906R CG
「1906 Rは去年復刻された品番で、オリジナルは2009年に発売されています。10月に今の時代のムードに合った、粗いメッシュアッパーのネオンカラーが新色で登場しました。試着してみたら上下黒の服装だったこともあってか、意外にも大人っぽく見えて。ネオンカラーや近未来的なモノは、“若さ”を取り入れるためのポイントになりがちですが、この1906R CGはそんなことにもならず。僕たちの感覚が変わったのか、デザインが進化したのか? 冬場のニットに合わせたりするのは、オールブラックよりもこんなネオンカラーのほうがよさそうな気がします」(小澤) 小澤匡行 「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。