実は地域で味が違う!? “地下水100%” 熊本市の水道水を公園で飲み比べ なぜ場所で硬度が違うのか
■正解は… 正解は、熊本市北区八景水谷! 八景水谷で水をくみ上げて送ったのが、熊本市の水道の始まりです。 それから100年。今では熊本市内全域に、水道管が張り巡らされています。 今回、古い水道管を新しいものに入れ替える工事の現場を見学させてもらえることに。 ■まるで洞窟?水道管工事の裏側 川上リポ―ター「深い。なんか洞窟探検してる気分です。アスファルトだけで10㎝以上の厚みがあります。掘るのも大変そうです。深さは140㎝ぐらいあります」 これから、新しい水道管を繋げていく作業が行われるのですが…ここで再び問題! ――熊本市の水道管を全部繋げたらどのくらいの長さになるでしょう? 川上リポーター「ええ!?…100キロくらい?」 熊本市上下水道局 佐伯大希さん「そこまで短くはないです。正解は…約3600kmです」 なんと沖縄から北海道までの距離よりも長い、総延長 約3600kmの水道管がわたしたちの足元に。 そしていま、水道管も進化しています! ■最新の水道管は地震に強い? それは「地震に強い水道管」。 ポイントは水道管の接続部分。完全に固定せず、内部には「あそび」があります。地面の揺れにあわせて管が動き、衝撃を吸収する構造になっているのです。 さらに、強度や耐久性もかなり向上していて、約100年も持つそう。 新しい水道管への入れ替えが終わったら、給水を開始する前に水を採って上下水道局へ。 ■水質確認・検査をクリアし市民の家庭へ 水質管理室で入念に検査を行います。 この部屋では、水の色や濁り、異物が混じっていないかなどを確認します。 濱野さん「異常はありませんでした。確認・検査を行い、OKが出た水だけ使用を開始します」 熊本市の地下水は水質が良いため、汲み上げてからの工程が他県とくらべ少ないこともおいしさの秘密です。 濱野さん「汲み上げた地下水をそのまま、必要最低限の塩素滅菌だけしてお届けしてますので、まさにミネラルウォーターですね。それを蛇口からお送りしてるということになります」
熊本放送