【ドゥカティ新型パニガーレV2/V2S発表】伝統のVツインスーパーバイク新開発の890ccエンジンで新章へ
新エンジン/シャシーで固めたV2パニガーレ、ミドルSSを席巻!?
両グレードともに共通するのは、コンパクトかつ軽量なVツインを新型のアルミモノコックフレームに搭載することで、エンジン自体も車体の剛性メンバーを担う設計。アルミ鋳造のモノコック構造部の重量は4kgで、その下部でエンジンを直接支持するほか、モノコック部分はエアボックスとして機能し、内部にエアフィルター、スロットルボディ、インジェクター用の燃料回路などを配置する。 リヤサブフレームもアルミ鋳造製で、上部はモノコック部に、下部はエンジンに直接固定。フロント部は、樹脂製のサブフレームがヘッドライト、ダッシュボード、ウインドシールドを支持している。またエンジンに直接固定される両持ちスイングアームは低圧鋳造のアルミ合金製で、外観デザインは新型パニガーレ‐V4のそれをイメージさせる形状とし、ライディング時に同等の運動性能を確保。 そして、ブラック仕上げで特徴的なY字型6本スポークの前後軽合金ホイールには、ピレリのディアブロ ロッソⅣタイヤを標準装着。フロントブレーキは4ピストンのブレンボ製モノブロックM50キャリパー+320mm径ディスク、リヤは2ピストンキャリパー+245mm径ディスクで、このセグメントでベンチマークとなるようなシャープでフレキシブルな制動力を発揮するとアナウンスする。 新設計エンジンとシャシーの与えられ、スーパーバイクシリーズのミドルレンジを担うモデルとして、パニガーレV2がドゥカティ伝統のV2としての輝きを当分放ち続けることは間違いないだろう。なお、日本導入時期は未定だが、2025年の年明け間もなくの上陸となるか? <パニガーレV2/V2S主要諸元> ※< >内はV2S ■エンジン 水冷4ストローク90度V型2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク96.0×61.5mm 総排気量890cc 圧縮比13.1 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル ■性能 最高出力88kW(120hp)/1万750rpm 最大トルク93.3Nm(9.5kgm)/8250rpm ■変速機 6段リターン 変速比1速2.714 2速2.000 3速1.600 4速1.318 5速1.142 6速1.040 一次減速比1.840 二次減速比2.800 ■寸法・重量 全長─ 全幅─ 全高─ 軸距1465 シート高837(各mm) キャスター23.6° トレール93mm タイヤF120/70ZR17 R190/55ZR17 車両重量179<176>kg ■容量 燃料タンク15L エンジンオイル─ ■車体色 ドゥカティレッド ■価格 211万9000円<240万8000円> まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ドゥカティ
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