働くシニア「年金も給与も税金が天引き…6月の定額減税は両方受けられますか?」一覧で年金の平均月額もチェック
定額減税が6月に迫る
今回は厚生年金と国民年金の受給額や天引きされるお金について見てきました。働くシニアが増えた今、「給与からも年金からも天引きされる」というケースがあるでしょう。 なお、どちらも課税されるほど高くなる場合は、在職老齢年金との兼ね合いにより年金が支給調整(支給停止)になることもあるので注意が必要です。 いよいよ定額減税が控えますが、給与と年金の両方で減税を受けた場合は、確定申告にて精算する必要があることもわかりました。 現役世代の方たちは、年金の平均月額を知ることで「意外に少ない」という印象を持たれたかもしれません。 それぞれで独自の老後対策が必要になるでしょう。
参考資料
・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から2.7%の引上げです~ 」 ・日本年金機構「Q.年金から所得税および復興特別所得税が源泉徴収される対象となる人は、どのような人でしょうか。」 ・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・宮崎県都城市「給与と年金、両方から特別徴収されるのはなぜですか?」 ・国税庁「令和6年分所得税の定額減税Q&A(令和6年4月改訂版) 」
太田 彩子