小浜線トラフグ号出発 ラッピング列車、第2弾
福井県若狭湾の養殖トラフグをモチーフにしたJR小浜線のラッピング列車のお披露目・試乗会が11月9日、同線で行われた。8月に運行開始したサバの車両に続き、嶺南の食の魅力をアピールし、利用客の増加などを図る。 ラッピング列車は小浜線利用促進協議会が北陸新幹線の県内開業効果を生かし観光誘客などを図ろうと企画され、今回が2両目。黒や白、黄色などでフグ独特のまだら模様を表現。サバの車両と同様に車内広告で嶺南の特産品や観光スポットを紹介している。 試乗会は「おばませんサポーターズクラブ」の会員を対象に35人が参加。JR若狭高浜駅と小浜駅に分かれて乗り込み、敦賀駅へ向かった。 小浜駅では電車がホームに入ってくると会員らが写真を撮るなどしながら出迎えた。また期間限定で運行している観光列車「はなあかり」とそろって停車する貴重な光景も見られた。若狭町から家族4人で参加した幼児は「白や黒、黄色などの模様がきれいだった。一番に乗れてうれしかったのでまた乗りたい」と話した。 運行開始は11日の週で、約5年間走る予定。運行時刻は公開していない。