カラープリンターで1万円札を偽造 コンビニで使用したなどの罪に問われているの男に対し、懲役3年を求刑 津地検
カラープリンターで偽の1万円札を作り、コンビニで使ったなどの罪に問われている21歳の男に対し、津地検は懲役3年を求刑しました。 起訴状などによりますと、三重県紀北町の会社員東和孝被告(21)は、去年8月、カラープリンターで1万円札9枚を偽造、パチンコ景品交換所で「ジュースをこぼして濡れたお札を交換して欲しい」と言って、偽の1万円札4枚を本物と交換した上、コンビニエンスストアで使用したなど、通貨偽造と偽造通貨行使などの罪に問われています。 サラ金への借金などから金銭に困り、SNSなどを通じて偽造紙幣の作り方を入手したとみられていて、23日に開かれた裁判で、津地検は「通貨偽造は国民の生活に甚大な影響を及ぼすもので、手の込んだ悪質な犯行とした上で、常習的で短絡的な動機に酌量の余地はない」として懲役3年を求刑しました。 これに対し、弁護側は「偽札は透かしやホログラムも入っておらず、精巧なものとまでは言えず、悪質性は低い」などとして、執行猶予付き判決を求めました。 判決は5月8日に言い渡される予定です。