大谷翔平ドジャースのワールドシリーズ連覇への最大の壁…やはりヤンキースか「ソト抜きで、むしろさらにいいチームになった」と元GM
やはり、ドジャースのワールドシリーズ連覇に立ちはだかる最大の壁はヤンキースなのだろうか。レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボーデン野球アナリストは23日(日本時間24日)、米ジ・アスレチックに寄稿。ヤンキースはフアン・ソト外野手(26)の慰留に失敗したが、むしろチーム力がアップしたと評価した。 ◆大谷翔平とのツーショットを『アメリカで最も有名な日本人シェフ』が披露【写真複数】 「ソトが抜けて以降、むしろさらにいいチームになったとも言える。マックス・フリードはエース級で、デビン・ウィリアムズはインパクトを与えられる守護神。コディ・ベリンジャーとポール・ゴールドシュミットを合わせれば、ソトの本塁打の分はカバーできる。しかも、ベリンジャーを中堅に回すことでジャッジは右翼に戻れるため、チーム外野陣の守備力もアップする。つまり、先発ローテ、ブルペン、守備がいずれも改善されることになるわけだ」 ソトは同じニューヨークに本拠を置くメッツとメジャー史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1200億円)でFA契約。残留交渉が実らなかったヤンキースはその後、直近のフルシーズン5年で2桁勝利4度の左腕フリードと8年総額2億1600万ドル(約339億円)でFA契約。さらに直近2年間で50セーブのウィリアムズ、昨季2019年MVPのベリンジャーをカブスからトレード獲得し、22年MVPで通算362発のゴールドシュミットと1年1250万ドル(約196億円)でFA契約した。 ただし、同元GMは「これはあくまでもレギュラーシーズンに限った話だ。できれば、ヤンキースはポストシーズンのためにソトを残しておきたかった。大舞台における彼のバットは素晴らしいし、本当にスペシャルだからだ」と論じた。 今季のヤンキースは94勝(68敗)を挙げ、メジャー最激戦のア東地区で優勝。大本命のドジャースとワールドシリーズで激突したが、守乱も災いして1勝4敗で屈し、28度目の世界一はならなかった。
中日スポーツ