『情熱大陸』井手上漠に約8か月間密着「もっとかわいくなってやろう」自分らしく生きる、飾らない姿を追う
2月11日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 午後11時~11時30分)に、モデル・タレントの井手上漠が出演する。 人口2千人の小さな島で生まれた男の子は、2歳の時にウエディングドレスを目にし、美しいもののとりこになった。リカちゃん人形やプリキュアをこよなく愛し、男友達とサッカーするより女の子とままごとをする方が楽しかった。次第に「ボクって変なのかな?」と思うようになり、周囲の目を気にし始め、“男の子らしく”振る舞おうとした。 しかし、自分を押し殺そうとする息子の胸の内を、母は全て見通していた。「漠は恋愛対象、どっちなの?」。涙があふれ、何も言えなかった。母は「漠は漠のままでいいんだよ」と肯定してくれた。そこから、髪を伸ばし、オシャレに熱中していった。 15歳の時、「かわいすぎる男子高校生」として一躍注目を集め、モデル・タレントとして活動を開始。深い孤独と、自分を表現できる喜びの両方を知った井手上が発する言葉は、性に悩む若者だけでなく、性別を超え、年代を超え多くの人の心に響き始めている。 番組では、20歳から21歳になるまでの約8か月間を取材。モデルやドラマの仕事はもちろん、ひそかに美容専門学校に通う姿や古着屋巡りで垣間見た素顔、成人式で掘り起こしたタイムカプセルの中身まで…飾らない姿を追いかけた。 「もっとかわいくなってやろう。もっともっと自分らしく生きてやろう」と、人に見えない努力によって性別の壁を乗り越えようとする、井手上漠の生き方を見つめる。