韓国大統領代行が在韓日本企業と懇談 「心配なく活動を」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相は24日、首相公邸で在韓日本人と在韓日系企業でつくるソウルジャパンクラブ(SJC)との昼食懇談会を開き、「現在、すべてが安定しており、政府も国政の安定を図るために最善の努力を尽くしている」とし、「韓国で多く貢献し活動する日本の国民と企業関係者が何の心配もなく活動できるようにする」と述べた。 韓氏は「政界も国政安定の必要性と世界がわれわれに注視している点をよく認識している」とし「特に韓国、日本、米国間の協力が非常に重要だというメッセージは与野党が共通して発信しており、政府は言うまでもない」と強調した。 また「韓国政府が最も優先していることは最大限短期間で国政を安定させること」とし「外国企業関係者がより活発に韓国で活動できるようにサポートするのも当然だ」と話した。 韓氏は韓国や第三国で韓日が協力をする過程で問題があれば、韓国の閣僚が問題解決のため努力するので連絡してほしいと伝えた。 19日に行った石破茂首相との電話会談では、韓国は安全であり「非常戒厳」の宣言は二度と起こらないとし、韓国は憲法と法律に基づき徹底した法治主義・民主主義体制を継続していると話したと紹介した。 韓氏は韓日関係について「韓国と日本は言うまでもなく全世界の普遍的価値を共有している」とし「韓国は日本にとって、日本は韓国にとってどれほど重要な国なのかをよく理解している」と述べた。 また「韓日、韓米日間の安全保障協力をはじめとする様々な経済協力を通じて互いがより一層安保面で確固たる安全を維持し経済的に繁栄している」と話した。 SJCの井口和容理事長は、3日夜に非常戒厳が宣言されるも4日未明には国会本会議で非常戒厳の解除要求決議案が可決され、金融システムが正常に維持されたことや韓国政府の対応に言及し、日本企業を代表して感謝すると述べた。 井口氏は政治的混乱と関係なく今後も企業活動に邁進(まいしん)するとし、韓日関係が改善され経営環境も良くなったと感じると話した。 また韓国政府は他国の商工会議所の意見聴取を他に例がないと思えるほど頻繁に行っており、このような関係を今後も維持してほしいと願っていると述べた。 韓氏はSJCを皮切りに、米国、中国、欧州など主要国・地域の商工会議所との懇談会を開き、韓国経済に対する信頼維持や投資拡大を要請する計画だ。
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