車内放置は危険「モバイルバッテリー」 暑かったGW…車両火災相次ぐ NITE「40度超の条件では破裂して発火する可能性」
■40度超…破裂して発火する可能性
NITE 山崎卓夫さん: 「(多くの製品が)40度を超えるような条件に置くと、最悪、破裂して発火する可能性があります。特に自動車内ですとか、熱がこもるような場所では気温よりも思った以上に温度が上がっていて大変危険」 モバイルバッテリーの利用者: 「無意識に(車の中に)置きっぱなしにしていたかも。熱くなると危ないのかなと思ったけど、あまり意識していなかった」 「ちょっと怖いですよね。(直射日光を当てずに)暗くできるように専用のケースに入れている」
■「粗悪品」は充電しているだけでも
高温や衝撃以外でも火が出るケースがあります。 2024年2月、東京・山手線内で乗客の男性の鞄の中に入っていたモバイルバッテリーが発火。 男性は「熱い」などと言いながらバッテリーを床に投げて立ち去りましたが、けが人などはいませんでした。
再びNITEの実験映像。 充電していただけにも関わらず、発火不純物が混ざっているなど「粗悪品」の場合、発火する可能性があるということです。
■取り扱いは十分注意を
NITEはインターネットなどで安い製品を買う場合は注意してほしいとしています。 NITE 山崎卓夫さん: 「高温下に長時間保管したりせずに、落としたり、曲げたり、強い力がかからないように丁寧に扱っていただいて、事故が起こらない工夫をして気をつけて安全に使っていただければ」
どこでも充電ができる便利なモバイルバッテリー。 しかし、火災につながる恐れも…。 取扱いには十分注意が必要です。
長野放送