海自セクハラは公務災害 防衛省が認定、PTSD発症
防衛省は、海上自衛隊でセクハラを受け、加害者との面会を強要された元隊員の女性に関し、被害により心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症したとして、公務員の労災に当たる公務災害に認定した。11日、防衛省への取材で分かった。認定は昨年12月20日付。 防衛省によると、女性はPTSDを発症したのに加え、抑うつ状態となっており、国は受診費用などを支払う。女性は昨年3月末に退職しているが、今後も療養のため就労できない場合には、休業補償を受給できる。 女性は海自呉地方総監部(広島県呉市)の管内にある部隊で2022年8~12月、男性海曹に背後から抱きつかれるなどした。