衆院選あす投開票 鹿児島県内4選挙区、12候補が票の上積み目指し最終攻防
鹿児島県内4選挙区は、立候補した12人が票の上積みを目指し最終盤の激しい攻防を繰り広げている。全区に前職を立てる自民が1区で立憲民主と競り合い、2、3区では追う展開。4区では新人を圧倒している。 【写真】〈関連〉鹿児島県内4選挙区の立候補者名を確認する
党派別では自民が前職4人、立民が前職2人を擁立。参政2人、日本維新の会、共産、社民が各1人でいずれも新人。無所属は前職1人。 事実上の一騎打ちとなっている1区は、立民前職の川内博史氏(62)と自民前職の宮路拓馬氏(44)の激戦が続く。川内氏は自民の派閥裏金事件の批判を強め、宮路氏は政治改革や女性活躍を訴える。参政新人の昇拓真氏(34)は巻き返しに奔走している。 保守分裂選挙となっている2区は、元知事で知名度に勝る無所属前職の三反園訓氏(66)が、自民前職の保岡宏武氏(51)を一歩リードして逃げ切りを図る。維新の辻健太郎氏(38)、共産の松崎真琴氏(66)、参政の矢竹ゆかり氏(61)の3新人は政権批判票の取り込みを目指す。 3区は立民前職の野間健氏(66)が自民前職の小里泰弘氏(66)に先行。野間氏は裏金事件やこれまでの農業政策など政権批判を展開し、幅広い層の取り込みを図る。小里氏は農相就任をPRしながら組織力をフル回転し挽回を期す。
4区は自民幹事長の前職森山裕氏(79)が組織力を駆使した盤石の戦いを進める。社民新人の山内光典氏(73)は反自民票や無党派層の取り込みに力を注ぐ。 衆院選の期日前投票は26日まで(一部地域除く)。最終日は市町村庁舎や支所、公民館など県内101カ所で受け付ける。具体的な場所や受付時間は県のホームページなどで確認できる。入場券がなくても本人確認ができれば投票できる。
南日本新聞 | 鹿児島