彼が下着を脱いだ瞬間に感じた「恐怖」…いま若い女性のあいだで広がる「性行為」への拒否感
「若者の恋愛離れ」
「若者の恋愛離れ」が叫ばれて久しい。 その理由のひとつには、年収が上がらずお金のかかる恋愛に費やす余裕がないといった経済的な要因がよく挙げられる。ほかにも、「推し活」などの趣味の充実、またタイパ重視・コスパ重視といった価値観が浸透してきた結果、自身の感情を大きく乱され、時間も削られる恋愛という行為に魅力を感じないといった理由もあるだろう。 【マンガ】ワンナイトは断られ、同棲は解消……32歳独身女性たちのままならない恋愛 そして最近では、Z世代の若い女性たちの間で、「恋愛すること=SEXすること」というある種当然のように受け入れられてきた考え方に、拒否感を示す人も多くなっているようだ。
揺らぐ、「恋愛=SEX」の図式
これに関連して、Xで《付き合う=性行為なの無理だゆ》というポストが、3.1万“いいね”(2024年5月7日現在)を獲得するほど話題に。 この投稿に対して「死ぬほど共感」や「ほんとにそう、風俗行っていいから、こちらに性欲向けないでほしい」といった女性ユーザーから共感のコメントも多く寄せられていた。 これまで暗黙の了解だった「恋愛=SEX」の図式――この常識が、Z世代の女性を中心に揺らぎ始めているということか。 そこで今回は、「恋愛=SEX」に疑問を呈する20代中盤の女性3人に、恋愛と性の悩みについて、実体験を通じて赤裸々に語ってもらった。彼女たちが現代の恋愛観についてどう感じているのか、掘り下げていきたい。
好意を抱いた男性とホテルへ行くも…
まず話を聞いたのはミサキさん(仮名・23歳)。 ミサキさんは現在恋人はおらず、いい人がいれば交際したい気持ちはあるという。そんなミサキさんはある日、友人の紹介で知り合った男性に好感を持ち、男性から「ホテルに行こう」と誘われ、ついて行ったそう。 「何度かデートして好きになりかけてたので、正直エッチする流れになってもいいかなと思ってホテルに行ったんです。だけどそういう行為をする直前、彼が下着を脱いで下半身を露出させた瞬間に怖くなっちゃったんですよ。男性のアレが未知のアナコンダみたいに見えてしまって(笑)」(ミサキさん) 見慣れない男性器に恐怖心を覚えた彼女はその後、行為はせずに男性を置いてそのまま足早にホテルを去ったという。