侍ジャパン強化試合選手発表(全文1)4番は現時点では決めていない
NPBエンタープライズは18日、11月10日~13日に開催される「侍ジャパン」強化試合に出場する選手を発表した。 【動画】侍ジャパン強化試合選手発表の記者会見 大谷翔平も選出 記者会見では、選手を小久保監督がひとりづつ読み上げる形式で進行され、投手で選出されている大谷翔平の起用法はDH又は代打での出場と明言した。「侍ジャパン」は、11月10日(木)、11日(金)にメキシコ代表、12日(土)、13日(日)はオランダ代表と強化試合を行う。
小久保監督から選手の発表
司会:ありがとうございます。それでは小久保監督から発表をお願いいたします。 小久保:まずは投手から発表します。大谷翔平、増井浩俊、宮西尚生、武田翔太、千賀滉大、石川歩、中崎翔太、野村祐輔、菅野智之、田口麗斗、山崎康晃、石田健大、藤浪晋太郎、秋吉亮。続いて捕手。大野奨太、嶋基宏、小林誠司。続いて内野手です。中島卓也、中田翔、松田宣浩、内川聖一、菊池涼介、坂本勇人、山田哲人。外野手。柳田悠岐、秋山翔吾、鈴木誠也、筒香嘉智、以上の28名です。なお、大谷翔平に関しては、この秋の大会、強化試合に関してはDHまたは代打というところの外野手登録で使います。 司会:はい、ありがとうございます。では小久保監督、一言、お願いできますでしょうか。 小久保:いよいよ来年のWBCに向けての侍ジャパンの集まりとしては最後の強化試合ということになりますので、お手元の資料にもあるように、新しい選手たち、初めて侍ジャパンのユニフォームに袖を通す選手たちもいるので、その選手たちの、しっかり見極めや彼らのパフォーマンスをしっかり高められるような、そういういうような集まりにしたいというふうに考えています。何よりも8日間を大切に過ごしたいなというふうに思います。当然、本番を見据えて、勝ちにいく試合運びっていうのをやっていく大事な集まり、試合にしたいというふうに考えています。
来月の強化試合4試合の意義について
司会:ありがとうございます。メキシコ代表、およびオランダ代表の選手につきましてはお手元の資料をご覧ください。なお、メキシコの残りの5選手、およびオランダの残り7選手については、両国がMLB球団に所属する選手との出場交渉中のための本日の記者会見までには間に合いませんでした。残りの選手は確定次第、発表させていただきます。 それでは質疑応答に入ります。まずは代表質問です。TBS、宇内さんお願いします。 TBS:はい、代表質問させていただきます、TBSの宇内と申します。よろしくお願いします。では質問は座らせていただきます。まずWBC、世界一奪還に向けて来月行われます強化試合4試合について監督が考えるこの試合の意義を教えてください。 小久保:はい。冒頭にも申し上げましたけれども、集まれる最後の機会ということなので、よりいっそうこのメンバーを中心にして戦うのは間違いないわけですから、その中でしっかりと結束を高めて、よりWBCに向けての、本番に向けての、そういうこの、結束力を高めたい。そういう大事な8日間にしたいなと。また試合、4試合にしたいなというふうに考えています。 TBS:では世界一奪還に向けて、現状の侍ジャパンに必要なプラスアルファという点、どのようにお考えでしょうか。 小久保:プラスアルファというよりも、やっぱりバッテリーを中心とした投手力というのが日本の一番の強みだと思いますので、その中で今回はキャッチャーに大野奨太、初選出なんですけれども、彼が入っているんですけれども、キャッチャーとしてのレギュラーというのが今、侍ジャパンの中では決まっていない状態なので、キャッチャーのところの強化というのもプラスアルファというか、そこがポイントだというふうに思っています。 TBS:この4試合で重点的に試したい部分であったり、確かめたい部分は、ではそういった点になるんでしょうか。 小久保:はい、もちろんスーパースターたち、一流選手たちが集まる場所で、自分のチームでは本職のポジションについている選手たちばかりなんですけれども、やはり限られた28名の枠の中で戦わないといけないので、この秋は自分の本業のポジション以外のところも守ってもらう可能性もありますし、自分の、普段慣れ親しんだ打順じゃないところでの、そういうことも考えられるので、よりいっそう負けられない試合というものを前提にしながらの試合運びをしたいなというふうに考えています。 TBS:3月に行われた強化試合では中継ぎや抑えなど、投手起用に関して重点的に考えていましたが、今回も投手起用というのはポイントになっているんでしょうか。 小久保:もちろんそうですね。先発、来年はやっぱり球数制限があるので、この秋もある程度その辺の球数というのをしっかり頭に入れながら投手交代といいますかね、起用をしたいなというふうに考えていますし、あとはやっぱりボールの違いがまずあると思いますので、そのボールとマウンドの硬さですね。あとは3月7日から始まるのは東京ドーム、1次、2次は東京ドームなので、それに向けては本当に絶好の、なんて言うんですかね、この強化試合、同じ場所でできる、同じボールでできる、同じマウンドの硬さでできるっていうところがあると思うので、その辺はピッチャーの人には、短い期間ですけども感じるもの、つかむものを持ってほしいなと思いますね。 TBS:今回初めてトップチームに招集されている若手選手が多くいますが、特に注目している選手、どなたでしょうか。 小久保:特には。もちろんみんななんですけども野手は、大野はキャッチャーですけど、野手は鈴木誠也しか入ってないんですね、新しいメンバーは。あとはもう過去に招集した選手がほとんどなんでね。今年の鈴木の活躍、右の外野手が不足しているという中で、彼の、右の外野手としての存在というのを非常に期待はしていますね。 TBS:あらためて世界一を奪いにいくに当たり、日本人メジャーリーガーの参加というのがとても注目されていますが、あらためてメジャーリーガーの必要性、そして招集ということに関して、監督はどのようにお考えか聞かせてください。 小久保:はい、必要だというふうに思っています。ただこの秋は声を掛けなかったので、来年のWBCでは招集という方向で話を進めていきます。 TBS:ではクライマックスシリーズにおいて投打でも大活躍されました大谷選手の起用に関してなんですけれども、3月のWBCでは二刀流という起用方法をお考えでしょうか。 小久保:はい。投打共に日本のトップクラスだというふうな認識なので、あとは本人ともしっかり話をしながら、貴重な、両方できる選手なので、負担が掛かりすぎないようにしっかり配慮して考えていきたいというふうに思います。 TBS:では最後にあらためて、世界一奪還に向けて監督の思いを聞かせてください。 小久保:はい、もうこの秋の強化試合が終わればすぐ本番なので、もうとにかくそこに向けて、しっかり準備するだけです。 TBS:ありがとうございます。代表、以上になります。 司会:ありがとうございます。それでは皆さまからご質問を賜りたいと思います。恐れ入りますがご質問のある方が挙手をお願いいたします、スタッフがマイクをお持ちします。社名、媒体名とお名前を続いて質問をお願いします。それではお願いします、早いですね、どうぞ。