長崎市の旅館でノロウイルスによる食中毒 3日間の営業停止処分に
12月中旬、長崎市の旅館で会食した人などにノロウイルスによる食中毒が発生し、長崎市保健所は12月21日から3日間、営業停止とする行政処分を行いました。 食中毒が発生したのは長崎市風頭町の旅館「別館 矢太樓 南館」です。 長崎市保健所によりますと、12月13日夜に旅館での会食に参加した団体の25人のうち数人に、15日未明からおう吐や下痢などの症状が出ました。 10代から70代までの9人に症状がみられ、いずれもすでに回復、または快方に向かっているということです。 調査の結果、患者や調理を担当した人の便からノロウイルスが検出されました。 保健所は旅館で調理・提供された食品が原因と断定し、旅館を21日から3日間の営業停止処分としました。 ノロウイルスによる感染症や食中毒は11月から2月に多く発生し、感染してから24時間から48時間後に下痢やおう吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。 保健所は手洗いのほか、カキなどの二枚貝は中心部が85度から90度で90秒以上、加熱してから食べることなどを呼びかけています。
テレビ長崎