田畑議員“ご入金のみ” 政治資金パーティーの釈明…「説明になっていない」と政治資金の専門家が矛盾を指摘 富山
■何ら指摘を受けていることはございません… インタビューでは「書面での回答の通り」を繰り返し、報道陣の質問を打ち切った田畑議員。上脇教授はこの姿勢について「国民の疑惑を招かない」とする政治資金規正法の基本理念に反すると主張します。 神戸学院大学 上脇博之教授:「政治資金規正法というのは国民が監視できるような法律になっているわけですね。その時に何か疑いを持たれた、その疑いも場合によっては違法ではないか、というような疑いであれば、その疑いを払拭できるように説明をする責任があるんですよね。国民に選ばれた議員であればなおさらその疑いを払拭する説明責任を果たすべきですから。ペーパー1枚で説明したからそれで終わりということであれば、説明責任を真摯に果たしたことにはならないですね」 自民党 田畑裕明 衆議院議員:「この “ご入金のみ” という記載の関係につきまして、官邸筋、また党本部、そしてまた複数の法的な専門家の皆さまにもご確認をさせて、当事務所の考えをですね、お伝えをさせていただきまして、何ら指摘を受けていることはございません」 ■どういう法律の専門家に相談したのか… 「ご入金のみ」の記載について「複数の法的な専門家」に問い合わせ、何も指摘を受けなかったという田畑議員。 しかし、政治資金問題に詳しい岩井奉信(いわい・ともあき)日本大学名誉教授は指摘がなかったことに疑問を投げかけます。 日本大学 岩井奉信名誉教授:「政治資金やこういったパーティーの問題に詳しい専門家、法律の専門家に相談すればですね。この一文(ご入金のみ)はなんか問題になりますよ、引っ掛かってきますよということは必ず指摘されるはずですよ。そういった意味でいくとどういう法律の専門家に相談されたのかなとちょっと疑問に思いますよね」 チューリップテレビは、田畑議員の事務所に「複数の法的な専門家」について氏名の開示を求めましたが、担当者不在のため、回答はありませんでした。
チューリップテレビ