通勤電車で「なんとなくスマホ」はNG? 定時退社の実現に必須「4つの習慣」を解説
通勤電車で行うべき「あるシミュレーション」
そして最後の仕事術は、通勤中や作業の隙間時間にその日の仕事の流れを頭の中でシミュレーションする「リハーサル」です。 事前に仕事の段取りをイメージしておくと、実際に作業を始めたとき、スムーズに進行できるようになります。 たとえば営業担当者が、午前中に行うプレゼンを頭の中でリハーサルしておくと、実際のプレゼンが格段にスムーズになります。必要なデータや資料がそろっているか、話す内容の順序に問題がないかをシミュレーションしておけば、緊張も和らぎ、当日の成功率が高まります。また、デザイナーやクリエイティブな業務に従事している人であれば、その日のクリエイティブ作業の流れをあらかじめイメージすることで、作業開始後すぐに集中状態に入ることができます。 このリハーサル、一見とても単純な仕事術に思えますが、あらかじめ行うことによって、まるで一度そのタスクを体験したかのように進められるため、途中で迷ったり、手が止まったりすることが大幅に減ります。この方法は特に、タスクが多くて優先順位がはっきりしていない日には、非常に役立ちます。 今回紹介した4つの仕事術は、どれも時間がかからないものばかりのため、通勤中でも実施可能です。毎日会社へ向かう電車で、何となくスマホを見てしまうという方は、ぜひ通勤を有効な時間に変えて、タイパ向上を実現してみてください。
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執筆:アイ・コミュニケーション代表取締役 平野 友朗