『クーロンズ・ゲート』開発の木村央志氏ががんを公表。最新作『クーロンズリゾーム』のすべてのエピソードが封入された100部限定の初回版「陰陽BOX版」は、リリース準備が整い物販を予定
『クーロンズ・ゲート』のクリエイターの木村央志氏が自身のnoteを更新し、最新作であるムービーノベル『クーロンズリゾーム』の開発についての進捗を報告した。 『クーロンズリゾーム』画像・動画ギャラリー 『クーロンズリゾーム』の初回分は特報版での物販を予定しており、リリース時期は決まり次第報告するとしている。 またあわせて木村央志氏は自身がで「下咽頭がん」あることを公表しており、昨年末から治療を受けている最中であることを明かした。 『クーロンズリゾーム』は、1997年にPS向けに発売した『クーロンズ・ゲート』の伏線回収と設定強化を目標に掲げたムービーノベル。全8巻を分冊としてリリース予定しており、現在BOOTHにて第1巻から第3巻までがダウンロード販売中だ。 また100部限定の「陰陽BOX版」のリリースを予定しており、ゲームタイトル全巻に加えてサントラアプリ、BGM、ドキュメントなどをUSBメモリに封入し、変形版フォトブック、オリジナルの芯片(サンピン)を同梱する。 同告知の公式Xアカウントからのポストでは「2024年、クーロン企画30周年の節目を迎えてのリリース準備が整う」としており、リリース時期は決まり次第、発表予定だ。 今回、noteにて公開された木村央志氏のエッセイ「陰陽BOXへの途」は、前後編に分かれており、2019年から現在に至るまでを綴っており、陰陽BOX版の詳細も明らかになった形だ。 さらに同エッセイで木村央志氏は、自身がTNM指標でステージIV A期の「下咽頭がん」であることを公表している。通常、がんは進行度に応じて、ステージ0からステージIVの5段階に分けられており、進行するにつれて数字が大きくなる。昨年の12月26日から、根治ではなく寛解(完治はしていないが、症状が落ち着いている状態)を目標に化学放射線療法を受けているという。 木村氏は「マスター版直前の最終確認作業、まさかのがん病棟で行うとは!」、「要するに最大最凶のバグを自らに宿していたわけだ。このバグフィクスをなんとかしないと──!」と綴っている。 『クーロンズリゾーム』の完成とリリースを期待するとともに、木村央志氏の回復を願わずにはいられない。
電ファミニコゲーマー:福山幸司
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