「シーカくん」とバス運転手が京都府南部で地域の安全を見守り 奈良交通と京都府警が協定
京都府京田辺市や木津川市で路線バスを運行する奈良交通(本社・奈良市)と京都府警田辺署、木津署が、地域の見守りや交通安全活動に関する協定を結んだ。「見守り運行中」などと記載したイラスト付きのシートをバスに貼り、犯罪抑止や防犯意識の向上を狙う。 協定では、バス30台にシートを掲示して運行し、乗車中の運転手が積極的に沿線地域の見守り活動などを行うとした。 締結式では、同社の後藤秀雄常務が、田辺署の永野雅登実署長、木津署の西口寿紀署長と協定書を交わし、掲出するシートを受け取った。縦約40センチ、横約100センチで、同社のマスコット「シーカくん」や警察官などが親しみやすいタッチで描かれている。 後藤常務は「沿線地域の安心安全を守る一翼を担うのは光栄。精いっぱい貢献したい」。運転手不足の問題にも触れ「イラストをきっかけにバスに興味を持つ子どもが増えてほしい」と期待した。シートをデザインした今里茉莉奈さん(39)=大阪府大東市=は「地域の防犯と安全につながったらうれしい」と笑顔で話した。