巡回ラジオ体操に600人 島の元気を全国に届ける 与論町
夏休みに全国を回る「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」(全国ラジオ体操連盟、かんぽ生命保険、NHK主催)が19日朝、鹿児島県の与論町多目的運動広場で開かれた。子どもからお年寄りまで島民約600人が参加。島民の歌声や掛け声がラジオ放送を通して全国に届けられた。 同町で初めての開催。テレビ、ラジオの体操番組などで活躍する鈴木大輔さんが指導した。参加者は元気よく「ラジオ体操の歌」を歌った後、ピアノの生演奏に合わせ、ラジオ体操第1、同第2などを行った。体操の号令に、同町の方言「トートゥガナシ(ありがとう)」を取り入れる場面もあった。 参加した親子は「気持ちよかった。与論でこんなにいっぱいの人を感じて体操することがないのでうれしかった」「楽しかった」と口をそろえ、充実した様子だった。 現地スタッフとして運営に協力した佐藤澄夫さん(70)は「与論の元気を全国にアピールできたので非常にうれしい。この流れで各集落の老人会や子ども会で協力して毎年集まってできたらいいなと感じた」と話した。