【マレーシア】花王、デング熱拡大防止で地域清掃活動
花王のマレーシア法人、花王(マレーシア)は、蚊が媒介する感染症のデング熱拡大防止に向け、スランゴール州プタリンジャヤで地域住民らと清掃活動に取り組んだ。活動にはプタリンジャヤ市議会(MBPJ)、自社開発したデング熱ワクチン「QDENGA(キューデンガ)」を販売する武田薬品工業のマレーシア法人、武田マレーシアも参加した。 活動場所となったプタリンジャヤの集合住宅「フラットPKNSタマン・ダト・ハルン」は、デング熱の感染拡大地域(ホットスポット)に指定されている。当日の参加者は100人以上に上り、デング熱を媒介する蚊が発生しやすい水たまりの清掃などを行った。 デング熱の感染拡大はマレーシアで長年にわたり社会問題となっている。特に人口が過密する首都圏のスランゴール州では、75カ所がデング熱の感染拡大地域に指定されている。 花王(マレーシア)は今年6月、蚊よけ商品「ビオレガード モスブロックセラム」の国内販売開始に合わせ、武田マレーシアと蚊から命を守るプロジェクト「GUARD OUR FUTURE」を発表した。 同プロジェクトでは、デング熱の危険性と感染を予防しリスクを低減する方法についての啓発活動、学校50校でのコミュニティー活動、スランゴール州のデング熱感染拡大地域での3回の清掃活動を予定。今回のプタリンジャヤでの活動はその一環となる。花王(マレーシア)はまた、ビオレガード モスブロックセラム(容量50グラム)6万1,080本をスランゴール州に寄付する。