「わたしは最悪。」監督の新作にエル・ファニング、ステラン・スカルスガルド
アカデミー賞国際長編映画賞と脚本賞にノミネートされた「わたしは最悪。」(2021)のヨアキム・トリアー監督の新作「Sentimental Value(原題)」に出演する豪華キャストが発表された。 米Deadlineによれば、「わたしは最悪。」でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したレナーテ・レインスベが再び主演し、エル・ファニング、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース(「ビューティフル・ライフ」)が共演する。 トリアー監督の長編第6作目となる「Sentimental Value(原題)」は、ノルウェーのオスロで暮らす家族を描くコメディドラマとのこと。有名な舞台女優のノラ(レインスベ)と妹アグネス(リッレオース)のもとに、長らく姿を消していた父グスタフ(スカルスガルド)が突然戻ってくる。元有名な映画監督で偏屈な変わり者のグスタフは、監督として再起を図る新作に謝罪のつもりでノラを主演に起用しようとするが、ノラは「父にも、父の映画にも、関わるつもりはない」と拒絶する、というストーリーのようだ。ノルウェー語の作品で、ファニングはオスロにやってくるアメリカ人の映画スターを演じるという。 トリアー監督と「わたしは最悪。」「テルマ」「母の残像」など過去全作で組んできたエスキル・フォクトが共同で脚本を執筆。新作「Sentimental Value(原題)」は25年の公開を目指し、すでにオスロでクランクインしている。