【タキマキ】と安西こずえさんが”私物”で振り返る『2023年のトレンド名品』|VERY
滝沢眞規子さんと人気スタイリスト・安西こずえさんが、’23AWトレンドをリアル私物で振り返り! 本格的にシーズンが切り替わり、気分もTIPSも出揃った今、お二人が指名する「トレンド名品」とは…?
私物で紐解く、2023AWのトレンド名品は⋯?
── 今季のランウェイでアクセントカラーとして際立っていた「赤」。「ニット」もトレンドキーワードでした。 タキマキ(以下 T)今年は秋が来るまで長かったけど、最初にピピッときたのが、柄やデザインが楽しいニット。 こず(以下 C)バルマンのニットはマキコのいつものスタイルからすると新鮮。 T 心躍るようなデザインに目が留まるよね。こずのラップパンツも人とちょっと違う、というのがすごく可愛い! C グレーのパンツは私の定番。そこに少しパンクというか、ラップの変化球が入ってることで、私も途端にスイッチが入る。 T 新しいものやトレンドももちろん気になるけど、今の自分からすごく飛躍したいわけではなくて、少しの変化球や着こなし方の工夫で、その人のパーソナリティとして楽しむスタイルが素敵だなと思う。 C そうだね、長く着られるものを探しながら、自分の中のベーシックを更新したいという気持ちは、年々強くなってる。 T 11月号には“クワイエットラグジュアリー”というキーワードが出てきたけど、マックスマーラのジャケットセットアップやグレーコーデはそういう気持ち。 ── キレイめな足元もキーワードでしたが、2人らしい結論ですね。 T 私はロエベのトイ パンプス。つま先が幅広であまりに履きやすいので思わず2色買い。更新された足元という雰囲気も伝わりやすいし、来季の春夏コレクションでも同じものが出ているので、息が長いのでは…と予想しています。 C 私はPRADAのポインテッドに、“ふわもこ”、レースストッキングと、トレンドをまず足元で。先シーズンもPRADAのグレーパンプスを買っていて、私、「PRADAグレー」が大好きなんだなと(笑)。 T うん、結局好きなものってずっと一緒。デニムは今季は少しゆるいシルエットが気になりました。最近スニーカーも気分なので、冬の足首問題、コートやブーツにも合わせやすい丈感やバランスを考えたら、この3本に。 C ミニスカートとニットワンピはどちらもë BIOTOP。最近青山に路面店ができたお気に入りの日本ブランド。なんでもないようなシンプルなものや、インナーがとても上手。 T マイブーム的なことでいうと、私は最近日本のメンズのストリートブランドを取り入れることも。 C メンズブランドにはレディスの感覚にない面白さがあるよね。 T ちょっと面白いグラフィックTシャツなどで、日本のストリートブランドは世界に発信しているなと思う。この年齢ならではの楽しみにもなってきた! ── ヘイリー・ビーバーも去年からブロークコアをうたって、メンズのサッカーユニフォームを可愛く着ていましたね。 T ダボッとしたTシャツに、パンツ。メンズと垣根がないスタイルは、大人がそのまま着るのは難しいけど、ひと工夫すれば楽で可愛いスタイルになるから、これから定番化していくような気がする。 C それを大人ならではの合わせで着るという楽しみ方はあると思う。 T 頑なに一つの自分流スタイルを突き通すより、時にはハイブランド、時にはメンズファッション、それ以外でも、柔軟に着こなしてみるのが素敵かな、と今は思います!