【日本海リーグ】石川が大逆転で今季初勝利…今季から12秒のピッチクロックを導入
◆プロ野球独立・日本海リーグ 石川9-3富山(11日、高岡西部) 石川ミリオンスターズは9-3で富山GRNサンダーバーズに逆転勝利し、今季初勝利を飾った。6回まで0-3とリードを許したが、7回は4安打、5得点で大逆転。2死二、三塁からは4番・上田大誠三塁手(22)が、右越え3ランを放って試合をひっくり返した。石川・小松高出身で、高校通算32本塁打を記録している上田は「自分の持ち味は、長打一発で試合の流れを変えられること。今季は打率4割以上、ホームラン15本を打ってNPBに行きます」とアーチ量産を宣言した。 リードを奪った8回には、最速149キロ左腕、村上史晃(27)が登板。この日は最速147キロをマークし、切れのある変化球を交えながら、1安打、無失点と力投した。「チームが逆転して、いい流れだった。100%の力を出して熱投しました」と振り返った。今季から12秒のピッチクロックルールが導入されたが、大きな影響はなし。「キャッチャーのサインに首を振ったり、ロージンを触ってひと呼吸おいたりすることもあるが、もともとテンポはいい方なので。今年は150キロを出して、絶対にNPBに行きます」と村上。新ルールのもと、さらなる球速アップで夢を引き寄せる。(中田 康博)
報知新聞社