トラブル温床と3冠ジョッキーの“よからぬ評判”…なぜ池添謙一と17歳年下ホープ富田暁の“喧嘩騒動”が起きたのか…JRAは両者に騎乗停止処分…防犯カメラに一部始終
過去のJRA騎手同士のトラブルとしては1999年に後藤浩輝元騎手(故人)が木刀を使って暴行を働き、この時は4カ月間の騎乗停止処分を受けている。最近では2021年4月の阪神競馬6レースの返し馬の際に岩田康誠騎手が藤懸貴志騎手の騎乗馬をムチを使ってラチ沿いまで幅寄せし、粗暴な発言をしたことで岩田康に開催4日間の騎乗停止処分が科せられている。 池添は昨年、ケガなどもあってデビュー以来ワーストの25勝に終わった。GⅠ勝利も2022年のソングラインによる安田記念が最後。暴行の裏には、結果の出せない焦りがあったのかもしれない。 来月で45歳。大立ち回りを演じた池添は今回の処分を受けて28日にXを更新。 「この度は皆さんの信頼を失う行動をとってしまい申し訳ありませんでした。JRA、競馬関係者の方、そして応援していただいているファンの方にもご迷惑をかけ、失望させてしまいました。富田とは2人で話をし、お互い謝罪をしております。失った信頼を取り戻せるようまた一つ一つ頑張りたいと思います」と反省の弁を口にしている。
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