ソフトバンクに３連敗し、ベンチを後にする日本ハムナイン（撮影・穴井友梨）

　「ソフトバンク３－１日本ハム」（８日、みずほペイペイドーム） 　日本ハムは首位攻防３連戦として乗り込んだ福岡で、今季初の３連敗を喫した。ゲーム差は５・５に拡大。それどころか３位のロッテには０・５差に迫られた。新庄監督は「結果はこうなったけど、下向くことはないっす」と明るく振る舞った。 　打線が手玉に取られた。初回に郡司の適時二塁打で先制したが、二回無死から万波が右前打を放って以降は、２４打者連続アウト。「石川君、テンポ良くて。打てそうで打てないのが一番厄介。フライ上がるでしょ」。六回まで投げた石川に対し、１８のアウトのうち１３が飛球によるものだった。 　３連勝すれば政権史上初の単独首位だった。「ポイントの１つとしては大事でしたね。この３連戦」と振り返る。それでも「もう終わってしまったこと。選手たちも切り替えできるようになっている」と前を向く。 　１０日からはホームでロッテとの３連戦。「３連敗したらシュンとします」と冗談を飛ばして大笑い。「あんまり順位どうこうじゃないですけどね。一戦一戦、戦っていく」とキッパリ。今まで通りを貫いて、再浮上する。