大阪・新世界の「通天閣」、ミナミ活性化に力を入れる南海電鉄が運営会社を子会社化
南海電気鉄道は4日、大阪・新世界の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区)を運営する通天閣観光を子会社化すると発表した。同社の発行済み株式の70・4%を取得する。買収額は非開示。南海電鉄は、通天閣周辺を含む大阪・ミナミの活性化に力を入れており、ターミナル駅の難波周辺とあわせて観光客の誘致を進める。
通天閣は1912年に初代が開業し、現在は1956年に完成した二代目。近年は、国内の観光客だけでなく、外国人客も多く訪れるようになっており、大阪を代表する観光地として知られている。